「ジョジョのあらすじを事細かにわかりやすく教えてください。」
「『ジョジョの奇妙な冒険』って、簡単に言えばどんなストーリーですか?」
「ジョジョの奇妙な冒険」は、各シーズンごとに主人公・舞台・テーマの変わる、約40年にも及ぶ長編シリーズです。
そのため最近見始めた人は、
「部ごとに話が変わりすぎて、どこから理解すればいいのか分からない」
「登場人物や能力の関係性が複雑に感じる」
と戸惑うことも多いかもしれません。
そこでこの記事では、「第1部〜第9部」のあらすじをシーズン別にまとめ、あわせて「スピンオフ漫画・アニメ/実写・公式小説」まで紹介します。
どこから読んでも楽しめる作品である一方で、因縁や設定を押さえると面白さが一段と上がります。
まずは気になるところからチェックしてみてください。
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スピンオフ作品の「岸辺露伴は動かない」もご覧いただけます。
ジョジョの奇妙な冒険:シリーズ全9部
「ジョジョの奇妙な冒険」は、第◯部ごとに主人公と舞台が入れ替わり、そのたびに物語のテイストや戦い方も変化していくのが特徴のひとつです。
ここでは各部の年代・場所・中心人物がひと目で分かるように、あらすじを部別にまとめました。
初見の人は、気になる舞台や主人公がいるところをチェックしてみてください。
第1部:ファントムブラッド(1880年代・イギリス)
19世紀末の英国。正義感あふれる青年ジョナサン・ジョースターと、下層階級から野望を抱いて養子となったディオ・ブランドーの確執から物語は始まる。ディオはアステカ文明の遺物「石仮面」を使い、人間を超越した吸血鬼と化す。ジョナサンは、謎の男ツェペリから学んだ太陽のエネルギー「波紋(はもん)」を武器に、ディオの野望と、彼が率いる屍生人(ゾンビ)の軍団に立ち向かう。後の100年に及ぶジョースター家とディオの宿命の始まりを描くシリーズの原点。
第2部:戦闘潮流(1938年〜1939年・アメリカ〜イタリア)
ジョナサンの孫、ジョセフ・ジョースターが主人公。ニューヨークで育ったお調子者のジョセフは、天性の戦闘センスと機転、そして生まれ持った波紋の才を持つ。石仮面を作り出した超人類「柱の男」たちが数千年の眠りから目覚め、地上を支配しようと暗躍。ジョセフは戦友シーザーや師匠リサリサと共に、彼らの目的である「エイジャの赤石」を巡り、人類の存亡をかけた戦いに挑む。波紋能力を極限まで駆使した、知略と勇気の物語。
第3部:スターダストクルセイダース(1988年・日本〜エジプト)
100年の時を経て、ジョナサンの肉体を乗っ取った宿敵DIOが復活。その影響で、ジョセフの孫・空条承太郎に、精神エネルギーを具現化した能力「スタンド(幽波紋)」が発現する。DIOの呪縛によって倒れた母・ホリィを救うため、承太郎とジョセフは仲間たちと共にエジプトへ向かう。タロットカードやエジプトの神々を暗示とした多種多様なスタンド使いとの死闘を描く。本作により「スタンド」という概念が確立し、シリーズ最大の人気を博した。
第4部:ダイヤモンドは砕けない(1999年・日本 杜王町)
日本のM県S市「杜王町」が舞台。ジョセフの隠し子である高校生・東方仗助が、町に潜む不穏なスタンド使いたちと対峙する。平和な町に隠された「矢」の存在と、執拗に静かな生活を求める連続殺人鬼・吉良吉影との戦いを中心に描かれる。これまでのロードムービー的な展開とは異なり、日常の中に潜む恐怖やサスペンス、そして町を守ろうとする「黄金の精神」を持つスタンド使いたちの群像劇が特徴。
第5部:黄金の風(2001年・イタリア)
DIOの息子(血統的にはジョースター家)であるジョルノ・ジョバァーナが主人公。イタリアのマフィア「パッショーネ」に入り、組織を内部から浄化して「ギャングスター」になることを夢見る。ブチャラティ率いるチームに加わったジョルノは、ボスの娘・トリッシュの護衛任務を通じて、正体を隠した組織のボス・ディアボロとの命がけの死闘に身を投じる。宿命に抗い、自らの意志で運命を切り拓く覚悟を描いた物語。
第6部:ストーンオーシャン(2011年・アメリカ)
空条承太郎の娘、空条徐倫が冤罪によって州立グリーン・ドルフィン・ストリート刑務所に収容される。父を救うため、そしてDIOの遺志を継ぐプッチ神父が目論む「天国へ行く方法」を阻止するために、徐倫はスタンド能力を駆使して戦う。刑務所という閉鎖空間でのサバイバルから始まり、物語は全宇宙を巻き込む壮大な結末(一巡)へと向かう。ジョースター家とDIOの因縁に、一つの決着がつく作品。
第7部:スティール・ボール・ラン(1890年・アメリカ大陸)
舞台は19世紀末、北米大陸。下半身不随となった元天才騎手ジョニィ・ジョースターは、謎の鉄球を操るジャイロ・ツェペリとの出会いをきっかけに、総額5千万ドルの賞金をかけた大陸横断レース「スティール・ボール・ラン」に参加する。レースの裏には、大統領が主導する「聖なる遺体」を巡る巨大な陰謀が隠されていた。これまでの世界観を一新したパラレルワールド的な設定で、「回転」と「スタンド」を軸に描かれる。
第8部:ジョジョリオン(2011年〜2021年・日本 杜王町)
大震災後の杜王町。隆起した謎の土地「壁の目」で発見された、記憶喪失の青年・東方定助が主人公。自分の正体を知るため、定助は東方家の一員として生活を始める。町に流通する謎の果実「ロカカカ」と、それを巡る人間に擬態した生物「岩人間」の暗躍。呪いから脱却しようとする家族の愛憎と、等価交換という摂理をテーマにした、ミステリアスな物語。
第9部:The JOJOLands(2023年〜連載中・ハワイ)
舞台は現代のハワイ。オアフ島に住む15歳の少年ジョディオ・ジョースターは、「大富豪になる」という野望を胸に、この世の「仕組み(メカニズム)」を理解し頂点に立つことを目指す。ドラゴナやパコら仲間と共に、日本人漫画家の別荘からダイヤモンドを奪う任務に就くが、そこで遭遇した謎の「溶岩」の力によって、世界を揺るがす巨大な富と力の奔流に飲み込まれていく。
本編では、第6部のラストと第7部の舞台やキャラクター設定の違いから、「7部は別の世界?」という声も多く、ジョジョ7部の世界線の位置付けに疑問を持つ人も少なくありません。
このことについて、以下の記事で詳しく解説しています。
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ジョジョ7部は別の世界線?6部との関係と「一巡後」説をわかりやすく解説
スティールボールラン(7部)とジョジョリオン(8部)って、 ストーンオーシャン(6部)でプッチ神父が作ったパラレルワールドでのお話なんですかね? 第6部のラストと、第7部の舞台やキャラクター設定の違い ...
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スピンオフ作品|漫画
ジョジョは本編とは別に、特定キャラや出来事を深掘りしたスピンオフも豊富です。
ここでは露伴シリーズの怪異譚(かいいたん)から、他の作家による外伝、公式読切やコラボ短編まで、読み味が違う作品をまとめて紹介します。
岸辺露伴は動かない(著:荒木飛呂彦/1997年〜)
第4部の人気キャラクター、漫画家・岸辺露伴を主人公に据えた短編シリーズ。「リアリティを追求する」露伴が、漫画のネタ探しの過程で遭遇する、スタンドとも妖怪ともつかない「理外の怪異」を描く。エピソードごとに舞台は日本からイタリア、さらには六壁坂といった架空の土地まで多岐にわたる。バトル中心の本編とは異なり、伝奇ホラーや世にも奇妙な物語的な雰囲気が強く、露伴が自らの知略とスタンド「ヘブンズ・ドアー」で難局を切り抜ける姿が描かれる。
クレイジー・Dの悪霊的失恋 (原作:荒木飛呂彦/原作協力・小説:上遠野浩平/作画:カラスマタスク/2021〜2023年)
原作:上遠野浩平、漫画:カラスマタスクによる、シリーズ初の他作家連載スピンオフ。舞台は第4部が始まる直前の1999年、杜王町。第3部で生き残ったホル・ホースが、かつてDIOが飼っていた「謎のオウム」を回収するために町を訪れる。そこで若き日の東方仗助と出会い、奇妙な共闘関係を築くことになる。第3部の「DIOの遺産」と第4部の「黄金の精神」が交錯し、本編では描かれなかったキャラクターの意外な一面や過去が補完されるミステリー。
死刑執行中脱獄進行中(著:荒木飛呂彦/1999年・単行本)
荒木飛呂彦による短編集の表題作。死刑を宣告された囚人が、豪華だが奇妙な独房に収監される。そこではあらゆる日用品が彼を攻撃する罠となっており、脱獄を試みるたびに身体を欠損していく。ジョジョ本編のスタンドバトルを極限までシンプルかつシュールなサスペンスに落とし込んだ作品。同単行本には、第4部の吉良吉影が死後に幽霊となり、記憶を失いながらも「掃除屋」として生きる後日譚『デッドマンズQ』や、『懺悔室』も収録されている。
フジコの奇妙な処世術 - ホワイトスネイクの誤算 - (著:荒木飛呂彦/2021年)
第6部『ストーンオーシャン』と同時期の刑務所を舞台にした公式読切。徐倫を巡る動きの裏で起きていた、別のスタンド使いによる事件が描かれる。ホワイトスネイクの影響下で囚人たちが疑心暗鬼に陥る中、「存在を消された人物」を軸に物語が進行。6部特有の閉塞感と心理戦を短編で濃縮した外伝的位置づけの読切作品。
徐倫、GUCCIで飛ぶ(著:荒木飛呂彦/2012年)
ファッションブランドGUCCIとの公式コラボによるフルカラー短編。空港を舞台に、徐倫が“ユニコーン”にまつわる奇妙な出来事に巻き込まれる。本編キャラも登場するが、世界観や設定は大きく異なり、パラレル寄りの構成。ジョジョ的モチーフをファッションと幻想性で再構築した、企画色の強い異色作。
アニメ・実写・劇場版
ジョジョは媒体ごとに演出や作画・解釈が変わるのも魅力です。
ここでは、OVA(アニメ)・実写映画・岸辺露伴の劇場版など、映像化作品を中心に「どの話か」「どんな作風か」が分かるようにまとめています。
OVA:ジョジョの奇妙な冒険(1993–1994年/2000–2002年)
第3部を原作としたOVA作品。1993–1994年に前半、2000–2002年に後半(エジプト編)が制作された。現在のTVシリーズとは異なり、写実的で重厚な作画と抑えた色彩設計が特徴。荒木飛呂彦本人がスタンドデザインの一部をリファインしており、DIOの「ザ・ワールド」やヴァニラ・アイス戦の絶望的な演出は、今なお高く評価されている。
実写映画:ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章(2017年)
第4部の物語を三池崇史監督が実写化。スペイン・シッチェスの街並みを「杜王町」に見立て、日本的な不良文化と異国情緒が混在する独特の世界観を構築。仗助と虹村兄弟、アンジェロとの戦いを中心に描く。続編を意識した構成だが、現時点では本作のみが公開されている。
実写映画:岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年)
NHKドラマ『岸辺露伴は動かない』を基にした劇場版作品。露伴が青年時代に聞いた「この世で最も黒い絵」の噂を追い、フランス・ルーヴル美術館を訪れる。絵に宿る呪いと人間の欲望、そして露伴自身の過去が交錯し、物語は静かな恐怖と知的好奇心に満ちた展開を見せる。原作の怪異性を保ちつつ、パリでの大規模ロケによる映像美が際立つ一作。
ジョジョはここで述べた作品のほかに、本編アニメもあります。
DMM TVであればシリーズ公開分すべてのほか、スピンオフ作品までも見れます。

